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2011年8月10日水曜日

所有と共有

時代が所有型社会から共有型社会に変わってきてることをすごく感じる。

モノを所有しても、固定費は掛かるし、ほとんどのモノが数年で時代遅れになってしまうし、何しろ他から安いコストで借りる選択肢がとても増えてきたし、所有するメリットが年々下がっていってる気がする。

ITが発達する前は「この人に貸してますよ」っていう情報を管理するコストが大きかったから、
それくらいなら売ってしまった方が楽だってことで、所有型社会が発達してきた。


共有型社会の発達は、多くの業種で益々儲からなくなる気がする。

所有させることで儲ける業種は多かったわけで、ってことはつまり「売りつけて」しまえば、そのまま利益を確定させて逃げれたという。家とか車とか電化製品とかCDとか。

でも共有型社会になると、気に入らないものは借りてもらえなくなるから、売った(契約を結んだ)後も顧客満足度を追求し続けないといけないという。

しかも、ネット社会が普及すればするほど、みんな少しでも安いところ、少しでもサービスの良いところで買うわけで、ということは高めの価格で売って逃げることも出来ず、
これまではある一定の地域が商圏でライバルだったものが日本全国 or 世界全体がライバルになるわけで。

ということは、必然的に利益が圧迫されて儲からなくなるという。

ということは、失業者も益々増えるという。。。


ただ、働くっていうのはそもそも「価値」を創出できての「働く」なわけだから、

所有型社会から共有型社会への変化は、「働く」の定義も「労働力の提供からアイディアの提供」へ変える気がする。

いい政治をすれば、結果的にはより多くの人が「幸せ」を感じて生きることが出来る社会になる気がする。

いい政治をすればだけど。